AWSを利用していて、ある日突然、
- 請求額が想定より大幅に増えている
- 無料枠のはずなのに課金されている
- 何が原因なのか分からない
といった状況に驚いたことはありませんか。
AWSの料金増加は、
設定ミスや停止忘れなど、よくある原因の積み重ねで発生するケースがほとんどです。
この記事では、AWSの請求額が急に増えたときに
上から順に確認すれば原因を特定できるチェックリストを解説します。
この記事でわかること
- AWS請求額が増える代表的な原因
- 最初に確認すべきAWS管理画面
- 見落とされやすい課金ポイント
- すぐにできる対処と再発防止策
チェック① Billingダッシュボードを確認する
まず最初に行うべきは、
Billingダッシュボードで「何に課金されているか」を把握することです。
AWSマネジメントコンソール
→ Billing
→ 請求ダッシュボード
ここで確認するポイント:
- サービス別の請求額
- 前月との差分
- 日別の料金推移
チェック② EC2が起動しっぱなしになっていないか
最も多い原因が EC2の停止忘れ です。
確認ポイント:
- EC2インスタンスが「running」状態になっていないか
- テスト用・検証用インスタンスが残っていないか
EC2を停止しても、
- EBS
- Elastic IP
は課金され続ける点に注意が必要です。
チェック③ EBS(ディスク)が残っていないか
EC2を削除しても、
EBSボリュームは自動で削除されないことがあります。
確認ポイント:
- 使用されていないEBSが存在していないか
- サイズが大きすぎないか
EBSは
「使っていなくても容量分課金」されます。
チェック④ Elastic IPを割り当てたままにしていないか
Elastic IPは、
- EC2に紐づいていない状態
- 未使用のまま保持している状態
で 課金対象 になります。
不要なElastic IPは解放してください。
チェック⑤ S3の容量・リクエスト数が増えていないか
S3は無料枠があるものの、
- 容量超過
- リクエスト数増加
- ライフサイクル未設定
などで料金が発生します。
ログやバックアップの蓄積に注意が必要です。
チェック⑥ データ転送量が増えていないか
AWSでは、
- インターネットへのアウトバウンド通信
- リージョン間通信
が課金対象です。
API通信や外部連携が増えると、
想定外に料金が増えることがあります。
チェック⑦ 無料枠の期限が切れていないか
AWSの無料枠は、
- アカウント作成から12か月
- 一部は毎月制限あり
という条件があります。
無料枠の期間切れに気づかず、
通常料金に移行しているケースは非常に多いです。
チェック⑧ CloudWatchのログ・メトリクス
CloudWatchは便利ですが、
- ログの保存量
- メトリクスのカスタム設定
によっては課金されます。
特にログ出力が多い構成では要注意です。
チェック⑨ RDS・Lambdaなど他サービスも確認
見落とされやすいサービス:
- RDS(停止してもストレージ課金あり)
- Lambda(実行回数・実行時間)
- NAT Gateway(高額になりやすい)
Billingのサービス別内訳で必ず確認します。
すぐにやるべき対処
- 不要なリソースを停止・削除
- Elastic IPを解放
- EBS・S3の整理
- 利用リージョンを限定
再発防止策
- Billingアラートを設定する
- 月額予算アラートを有効化
- 検証環境は定期的に棚卸し
- 不要リソースは都度削除
まとめ
AWSの請求額が急に増えた場合は、
- Billingダッシュボード確認
- EC2・EBS・Elastic IP
- S3・通信量・無料枠期限
を 上から順にチェックすれば、
ほとんどの原因は特定できます。
「原因不明の請求」は、
見落としの積み重ねであることが大半です。
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